レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

最近見た展覧会

 

 忘れないうちに最近見た展覧会の中からいくつかピックアップ

 

 

水戸芸術館|美術|石川直樹 この星の光の地図を写す

 

 かなり良かった。まず世界中旅してるという単純なことに感動できるし。そこに見出してる意味性とかも良いと思ったし。展示の仕方も良かった。全体的にやってることに意味がある感じですごく共感を持てた。小屋の使い方なんかは奈良美智以降な感じも感じた。最後のタイムラインという展示は普通に感動した。

 

 

www.ibarakiguide.jp

 

 こちらも見た。意外と絵がフラットで驚いた。下絵なんかも展示してあったのだけど、グリッドを作ってて結構緻密というか、デザイン的なんだなと。考えてみれば、建築と絵を合わせなきゃいけないので当たり前なのかもしれないけど。こういう分野に疎いせいもあるだろうけど、結構、意外でした。面白かった。

 

 

 

www.dnp.co.jp

 

 すごい良かった。特に1階の新作。過不足ない感じで、バチッと決まってて、すごいクオリティが高かった。

 

 

 

 

草間彌生展「わが永遠の魂」国立新美術館

 

 

 見た。60年代のネットペインティングが一番見たかったんだけど、やっぱり、そこが一番好き。しかも、白の方が好み。ミニマルなんだけど、パッションがすごい感じられて、ロスコとかと共通するものがあるなと思ったし。近くで見ると激しく、遠くから見ると静謐という意味では、等伯の松林図屏風なんかも想起させた。こうして一枚だけでなく、集まるとまた面白みが違うなと思う部分もあり。90年代のペインティングもかなり好きだった(特にかぼちゃの)。鏡の展示も良かった。近作は立体の方が好きかも。ていうか、立体の方が良いというのは、割と最近の作家に多く共通する傾向のような気もしている。

 

 

 

www.pref.spec.ed.jp

 

 

見る前から良いだろうということは分かっていて、実際に良かったという素晴らしい展覧会。しかし、でかいポスターで見るとやはり迫力があり、しかも、原画もあった。当時の展示風景の写真なんかがあるのも良いし。さすがの良さだった。当然、図録も買った。

 

 

 

オースティン・リー個展「Serious Works」

gallery-kaikaikiki.com


 

 

凄すぎた

 

☆☆☆☆☆

 

 

カイカイキキギャラリーでやってるオースティン・リー個展に行ってきた。

 

画像があんまりにもあんまりなのであまり期待せずに行ったのだが、実物見たら、衝撃的に凄かった。

 

行った理由の一つとして、自分と方向性が似てそうだなーと思ったから見てみようというのもあったのだけど、見てみると、なんでこう言う事を思いつかなかったんだ!というか、世の中、広いなというか、天才というのはいるんだなーと衝撃を受けまくってやばかった。なんなんだろう、これは。

 

ていうか、いや、本当になんでこんなこと思いつくんだというか、なんで、これ、こんなに良く見えるんだろうというか、実物の衝撃がマジで凄かった。サイ・トゥオンブリーレベルのマジックを感じた。

 

 

昨年の展覧会の追記

 昨年の展覧会のメモで、一番重要なのが抜けてました。

 

www.hisashi-s.jp

 

 

 坂口尚の原画展。

 

 漫画も面白いが、絵も凄いと言うことで、原画も素晴らしく堪能させていただきました。

 

 自分の一番好きな漫画家の原画展なのに何故これを忘れてしまったのか。最近、物忘れがひどい。

 

 

2017年の展覧会 1月

 

 忘れないうちに今年の展覧会を。良かったもののみメモ的に。

 

 まずはこちら

 

www.moma.pref.kanagawa.jp

 

 

 谷川晃一さんは、前に神戸で絵本原画展を見てファンになった。

 


ニャンニャンカーニバル

 

 

見てわかる通り、原色系の色使いをしていて、かなり愉快な感じだ。評論活動もしており、ヘタウマを取り上げてた印象があるので、そういう流れのものだろう。

 

今回の陽光礼賛は、大型の作品で美術的な絵画作品が飾られている。新作はどれも良かった。

 

日曜美術館にも取り上げられ、かなり人が多く、会期間際に行ったのでパンフレットも買えなかった。しかし、バスに揺られながらも行って良かった。川村記念美術館もそうだけど、バスで行く所というのは、ちょっとした小旅行感がある(というか、群馬から言ってるので完全に小旅行なのか)。

 

 

kishin-yokohama.com

 

 

 その帰りについでに寄った形。原美術館の方を見逃してしまったので、こちらに行ってみた。写真は良かったが、巡回展のせいか、少し展示がざっくりしてるような気はした。しかし、写真はやはり良かった。

 

 

群馬県立館林美術館_深く澄んだ世界を求めて-清宮質文と版画の魅力

 

 

 こちらは、ご近所。あまり認識してない作家だったけど、非常に良かった。展示作品数は少なめというか、作品が小さいものが多いので、数はあっても、展示スペースの半分も埋まってない感じで残りは収蔵品だったが、今回こうやって名前を出して展覧会をした事には意味があると思う。

 

 

2016年の展覧会

 

 2016年、良かった展覧会をメモ的に。本当に忘れてしまって抜けてるのもあると思うので、こう言うのを、ちゃんとこまめにメモしておけば良かったなーとか後悔しつつ、なんとなく思い出した10個を挙げておきます。

 


・オリバー・ラリック個展「TF」 カイカイキキギャラリー

http://gallery-kaikaikiki.com/2015/12/tf/

 

 立体もあったけど、マッシュアップ的な動画の展示がほとんど。多分、昨年見た中では一番ビビッドで今っぽい展示だったと思う。

 


Versions by Oliver Laric (2012)

 

 

・サイモン・フジワラ ホワイトデー 東京オペラシティギャラリー

http://www.operacity.jp/ag/exh184/

 

 昨年は、ちゃんとした美術館で本当の意味で現代っぽい現代美術作品が続いたなーという印象はあって、これもその一つ。空間を平面グラフィックのように捉えてる感じが面白かった。

 

 

・ヒュー・スコット=ダグラス 展 栃木県立美術館

http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t160416/index.html

 

 昨年のベストを選べと言われたら、これ。空間の使い方も巧みだし。ミニマルな作りだけど、スライド展示が大量にあって見応えもあった。色んな意味で完璧だと思った。

 

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鴻池朋子展 根源的暴力vol.2 あたらしいほね 群馬県立近代美術館

http://www.mmag.pref.gunma.jp/schedule/index.htm

 

 日本の現代美術は、どろっとした感じのものが多くて割と苦手なものが多いんだけど、これはそういう路線も若干感じながら、しかし、別格的に良かった。すごい良かった。

 

サイ・トゥオンブリーの写真-変奏のリリシズム-  DIC川村記念美術館

http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/20160828_cytwombly.html

 

 写真というより普通に絵が良かったんだけど、立体も見られたし。さすがの良さだった。

 

トーマス・ルフ展 東京国立近代美術館

http://www.momat.go.jp/archives/am/exhibition/thomasruff/index.htm

 

 割と現代美術の巨匠の作品展が最近は続いてる感じで、こちらが昨年の目玉だったという感じはする。面白かった。

 


・生誕300年記念 若冲展 東京都美術館

http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_jakuchu.html

 

 見た。並んだという感想が一番。でも、絵は本当に素晴らしかった。

 


オサムグッズ原田治展 弥生美術館

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/past_detail.html?id=720

 

 美術展ではないので、ちょっと感想の位相は異なるけど、とにかくクオリティ高いなという感じ。面白かった。

 


・乙女デザイン―大正イマジュリィの世界 茨城県近代美術館

http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/schedule/

 

 こちらも美術というよりデザインの展示。ノスタルジックな感傷ももちろん入っているのだろうが、単純に今の目で見てもデザインの美しさを感じられる。ていうか、素晴らしいデザインの数々。この時期のレベルの高さを感じた。

 

・VIVID銘仙 足利市立美術館

http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/2016meisen.html

 

 これはご近所の美術館だけど、思いがけず良かった。こちらもデザインの素晴らしさにうっとりするような展示。当時、デザインだけでなく、ファッションも素晴らしかったのだと改めて。

 

 

 

メモ

 

 90日以上、更新してないと広告が出るようなので、HP Eliteを使っている感想をメモ的に。

 

 ずっと使っている HP Elite ですが、概ね快調に使っていますが、やはり、イラレやフォトショに関しては、性能的には、CORE m3はちょいキツかったかなという感じもしています。クリスタは、相変わらず、さほど問題を感じてません。クリスタに関しては、相変わらず、卓上より2 in1の方が便利かも。

 

 キーボードは、概ね邪魔で外してる状態の方が多くなってきました。外に持って行く時はカバーとしてつけていきますが、あんまり使う事もないせいか、たまに使おうと思うとたまに反応しない時があります(長押しや再起動で直ります)

 

 ワンノートは、結局、あまり使わなくなりました。起動の問題があるので、2 in 1でも手書きノートの方が、やはり便利でした。手書きのメモをたまにまとめるのに使うぐらい。

 

 電源ボタンの下に音量ボタンがあるので、たまに間違って音量をあげようとして、電源を押してしまう時があり、それがやや不満です。

 

 電源を入れてから、多少、起動に時間がかかるようになってきたので、ちゃんと押したのかなーと若干不安になることがあるというか、起動時にスイッチが入ってるのかどうか、どっちの状態か、よく分からなくなる事が稀にあります。

 

 ペンホルダーは一個だと案の定切れたので、ホッチキスで止めて、2個並べてつけて、ペンをホールドしています。プレゼンの時とか、ちょっとダサい。

 

 サブ機としては本当に優秀だと思いますが、やはり、持ち歩くとそれなりに重いので、その辺は難点です。あと、カフェとかだと良いけど、電車とかではさすがに取り出しづらい大きさではあるので、やっぱり、持ち歩くには小型タブレットの方が良いのかもと思う時もあります。(ただ、地方民で電車で移動することがそれほどは無いのでそれほどは問題無いですが)

 

 今のところ、大体、想像の範囲内という感じなので、やはり良い機体だと思います。ハイスペック版が欲しくはなっていますが、そう思うという事は使用感が良いという事かなと。