レビューとメモ

グンマー(館林中心。たまに栃木)でイラストレーター(というか、デザイナー)を細々とやってる永本の一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

バーネット・ニューマン「アンナの光」

 

http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/barnett_newman.html

 

 

 傑作  ☆☆☆☆☆

 

 

 いままで日本にあったが、このたび売却されたそうで。。。上記ページもいつまであるのか微妙かも。

 

 しかし、元々、このクラスの作品が日本にあること自体、稀というか、そのぐらい歴史的作品だと思うので、しょうがないという気にもなるかも。若沖とかの名画が海外にあったりするのも微妙な気分にはなるし。

 

 作品としては、単なる赤にも見えるが、両端には白いジップがあって、ニューマンの絵画の完成形というイメージで見た。詰め将棋の最後の詰めをやったような感じで、この作品の前に立つとちょっと宗教的な何かを感じられもするかも。とにかく大きさと色の深みでここまで感動できるものかなと。何かが絶妙なんだろう(その方程式がどう解析しても分からないので、このクラスの作品がなかなか出ないのだと思うが。考えに考え抜いた末のミスの一つもない一作のようにも思う)

 

 それほど海外に行く事もなく、海外の抽象画に詳しいわけではないが、自分が見た中では最高クラスの作品。見られなくなったのは残念だが、良い記憶のまま残っているので、それもまた良しという気もする。見ておいて良かった(まあ、海外でも展示されるような感じではあるけど)。