レビューとメモ

グンマー(館林中心。たまに栃木)でイラストレーター(というか、デザイナー)を細々とやってる永本の一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

展覧会「印象派を超えて -点描の画家たち」

http://km2013.jp/

 

名画がいっぱいあった  ☆☆☆☆

 

 

最近、抽象画とか現代美術に対する興味が強いのと、印象派あたりの絵は今まで見て来た量が多いなどの理由から、印象派あたりの展覧会に最近はピンと来ない事が多かったのだけど、単に月曜に空いてる美術館が他にほとんど無かったと理由でなんとなく見て来たら、素晴らしかった。見たのは、前に自分が点描を描いてたというのも少しあるけど。

 

 

しかし、そんな状態で見たので、入ってすぐの絵にはあまり反応できずにいて、う〜ん。やはり、写実的な絵は何処見ていいか、よく分からないなーと思ったのも束の間、入り口の所は日本の美術館の所蔵品だったのだけど、そこから今回のメインのクレラー=ミュラーの所蔵品のコーナーになったら、一転、スーラやシニャックに一気にガツン!と来た。名画は、やはり、名画だな。絵の良さに理由はいらない!っていうような感動。ヨーロッパで美術館見た体験を思い出したり。

 

 

その後、構成的に良かったりそうでもなかったりするのだけど、総じて、良い作品が多く、かなり満足の展覧会だった。こういう美術館が近くにある人間とそうでない人間では、美術の理解に差が出るよなーというような感想も持ちつつ、これが美術館の所蔵品の一部なのかー。羨ましいというような。。。

 

 

この展覧会、メインは、多分、スーラなんだけど、目玉はゴッホで、そのどっちつかずな感じで、あまりピンと来ないのか、今の所、やや客足が鈍いのかな?といった感じもあり、平日の昼間だったのもあり、ビックリする程、ゴッホの絵をまじまじとじっくり見れたのも良かった。このクラスの作家の展覧会は、いつも混んでるイメージがあるのだけど、最近、有名どころの絵というより、もうちょっと知らない作家を知りたい系の展覧会の方が流行るのかなと思いつつ、じっくり見て、今回、ゴッホの素描がホントに素晴らしいなと思ったり。

 

 

展覧会の構成は、具象から抽象に至る流れの中で分割主義が果たした役割みたいな感じで、最後、モンドリアンで締めるのだけど、このへんの流れは現代美術にも通じる所なので、かなり面白かったし。為になった。モーリス・ドニの作品(病院での夕暮れの祈り)とか見ても、構成とか、その説明を見て、なるほどなーと思ったり。

 

 

あと、途中の、ヤン・トーロップという作家とヨハン・トルン・プリッカーという作家も、全然知らなかったんだけど、ものすごく素晴らしくて、かなりしびれた。

 

 

飾ってある絵は、総じて、名画が多く、クオリティが高い。そして、点描は印刷では、あまり良さが出ないんだなーという感じもあり、逆に想い出にその印象が強く残るような所もあり、かなり心に残る様な展覧会であった。面白かった。