レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

長谷川等伯「松林図屏風」

 

 東京国立博物館

 

 

 めちゃくちゃ凄い ☆☆☆☆☆

 

 

 新春公開という事で、見て来た。近づくと筆致が荒く、遠目で見ると静謐。草稿との話もあるが、抽象表現主義などを通った現代の目で見ると、ほとんど完璧な一作。

 

 昔の作品なので、偶然の産物な可能性もあるような気がするが、それも含めて、凄いの一言。今まで見た日本の美術の中でもトップクラスかも。(ほか、自分が見た中で、これはワールドクラスだなと思った日本の絵としては、小磯良平「斉唱」などがある。<無論、これは個人の好みやタイミングにもよる。松本竣介香月泰男川端実など、(ある時期の)概ねの作品が好きな作家もいるが、これは逆に作家主義的な好みだろうと思う。)

 

 久々のメモでした。(前が花子とアンとか・・・マッサンも見ております。)