最近、コーヒーの粉を買ったが便利だ。
スーパーでカフェインレスの豆を探していて無かった所、不本意ながら、カフェインレスの粉があったので買ってみたのだが、意に反して、これが便利だった。自分で挽く手間が省けるので、粉だと思ってた以上にすぐ珈琲が飲める。当たり前だけど、何で今までそれに気づかなかったのだろう。
しかし、この粉コーヒー、買うまでには結構な時間がかかった。
というのも、粉のコーヒーを買いに行ってないので、粉を買うという発想がまるで無く、ああ、違うなー。豆が無いなーと思ったまま、しょうがない。諦めよう。と思って帰ろうとしたのだが、いや、待てよ。粉コーヒーって普通にドリッパーで飲めるんじゃね？と気づいて、ふと買ってみたのだ。そんな当たり前の事、なんでそこまで思いつかないんだろうと思うが、そういう事はよくある。
そして、「不本意ながら」買ってしまったものが良かった事も、まあまあ、ある。
そもそもドリップのフィルターからしてそうだ。いつもは１〜２人用を使っていたのだが、ある時、間違えて２〜４人用を買ってしまい、ああ、失敗した。これじゃ無かったなーと気づいて、しぶしぶ使っていたのだが、ある時、ふと、こっちの方が便利じゃね？と気づいた。というのも、袋が大きくドリッパーの上の方までお湯を入れられるので、お湯入れが一回で済むからだ。
無論、味という面では、ちびちびお湯を入れたりした方が良いのだろうが、しかし、そもそも、普段飲みの珈琲は、お湯の温度管理とかもせず、保温のポットからお湯を入れてるだけなので、家で入れる日常の珈琲というのはそもそもがそんなにこだわりがない。不味くない。しかも、安い。という最低ラインが必要というような所もあるので、これで良いといえば、良いのだ。
というように、不本意ながら買ったものに最初にガッカリしても、使ってる内に、あれ？良いのでは？と思う事が、たまにはある。そういえば、昔のCDのジャケ買いとかでも似た事は結構あったし。ゲームとかでもよくあった。新しいものと出会うには、そういうプロセスもあるなーと思ったので、ちょっと書いてみた。
本日の４コマ
