アマプラに来てたので、見てみたが、これは、結構、凄いのではないか。
何が凄いかというと、登場人物の説明をほとんど全くしてないのに話が大体分かるし。感情のバックボーンもしっかり伝わってきて、なんて上手い構成とキャラ配置なんだと思ってしまった。もちろん、それは原作がしっかりあって、キャラの深掘りが出来てるからなのだろうが、割と最近の日本映画は説明調なのが多い印象があるのに対して、これはかなり映像のシークエンスだけで語り切ってて、最後の演奏シーンとか、かなりグッと来てしまった。
原作は、結構ボリュームがあるらしく、レビューとか読むとそれに対して物足りないみたいな話もあるようだが、まあ、確かに、この映画を見ただけでも膨大なバックボーンが設定されてるのはすぐに分かるので、原作読めば面白いんだろうなーとは思うが、これはこれで余分なものがなく、うまくまとまってる良い映画だなーと個人的には思った。謎のインサートは、結構あったけど。
本日のイラスト
相変わらず映画とは全く関係なく。