レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

今季のカープの雑感

 昨日はジョギングはしたが、グループ展の搬出もあり日記をアップするのを忘れた。というわけで、サッカーも試合数が減って一段落ついたし。折角なので、今更、今季のカープを振り返ってみたい。丁度、現役ドラフトも終わったし。ちょっと来季の展望なども。

 

 今季のカープは、結果だけ見ると野手がよく投手が悪かったという感じだ。体感としても野手運用はかなり良く、投手運用はかなり悪かったという感じ。とりわけ大瀬良と中崎の使い方は致命的に誤ったのではないか。野手の方もベテランの起用法が微妙だったから契約の問題とかチーム運営の問題とかもあったのかもしれないが。

 

 佐々岡政権になってから、二年は終盤が強かったが、今年はそうでもなく終盤に失速。床田の怪我が痛かったが、ずっとコロナ禍だったので、その影響で二年は終盤よかっただけだったのかなという感じも。まあ、前の二年はデータが取りづらく、気の毒ではあったかもしれないが、春先の調子いい時にもうちょっと新しい選手を試しておけば、終盤の失速は防げたのではないか。序盤の取りこぼしが増えたかもしれないが。

 

 今季、面白かったのは野手運用だろう。上本が成績を残した事もあり、オプションが増えて、謎のオーダーを組みまくったのが面白かった。正直、目から鱗が落ちて、ちょっと野球感が変わってしまった程だ。

 

 一番ハマったのは春先の上本の8番だが、セリーグの場合、9番に投手が入るので、8番の出塁率を上げると投手の打席がバントで意味が出て、大量得点につながりやすいのかなと思った。まあ、そもそも8番に出塁率の高い選手を置ける時点で打線が強いけど、2番菊池もセイバー的には無しなんだろうけど、バントでそこそこごまかせるし。実力はあるのか得点圏打率が高いので、つながる時は打線が途切れずスムーズにつながった印象。多分、これ、状態にもよるけど、基本、2番上本8番菊池とか、7番上本8番會澤より効率的だったと思う。會澤も体力的にはともかく実力はあるのか得点圏打率の方が高いし。多分、休ませながらだともう少し打てるのでは。全体的にも勢いに乗ると途切れる所がないなっていう結構、良い打線だった。ヤクルト戦の大量得点とかは、その象徴だろう。

 

 守備も坂倉を三塁に固定するなど、人員が人員なので数値的には良くないが、西川を基本レフトにしたり、末包や正随、宇草、林などをあまり使わなかったり、かなりやれる範囲で守備寄りにはしてた感じ。それでこの打線だから、やはり野手運用はよかったのではないか。終盤の勝負どころで松山スタメンとかやって失速したのはダメだけど、その辺は勝負所で監督が欲を出して負けたかなという感じも。  

 

 全体的には、森下の成績がこのぐらいだと、まあ、このぐらいで終わるかなという感じか。春先が良かっただけに上手くやれば、もうちょっと行けそうだったけど、ちゃんと収束するんだなーという感じではあった。

 

 来季に関しては、面白いのがコーチ人事で、全体的に経験ある人材から、3軍→2軍→1軍と配置してるので、これがどのぐらいハマるかは見ものかな。まあ、最近の選手はあまりコーチの言うことを聞かないという話もあるので、1軍コーチの役割が変わってきてる可能性もあるのかも。

 

 選手に関しては、予想通り、サードに外国人を入れて、坂倉もキャッチャーに戻すという事で、来季は普通の事を当たり前にやるのかなと。チームが出来上がりつつあるという感じはするけど、これといったストロングポイントがないのはネックかなと。小園、坂倉次第かな。普通に守備が上手くなってくれると良いけど。

 

 あとは投手だが、若い投手が多いので、多分、成績が伸びて、今年ほど壊滅する事はないんじゃないかとは予想する。かといって、上位に行く感じもあんまりしないので、どうなるか。頭で考えると、来季はそこそこの戦力になりそうな気もしてるけど、なんか全部が中途半端で強くなるイメージもあまり持てないのがどうなるか。今から楽しみだな。