凄い。 ☆☆☆
ここ数年の日本のクラブ系ミュージックの中では一番好きな曲。自分が聴いてる範囲では、david guettaとかと同じ様な耳で聴ける数少ない日本の楽曲。こういうパワーでごり押しするような印象を受ける楽曲は日本では少ない気がするし。
この曲はインディーズから出て来たのだが、こういうネットを中心とした「インディーズ層の厚み」みたいなものが日本の文化的強みになっているなーとつくづく感じる。但し、その厚みが強すぎるので、ファン層がまとまらず、TOPへの投資が弱くなる部分もあるのかなとも思うが。(この楽曲もインディーズ故に音そのものは、やはり、アメリカのTOPシーンのものと比べると弱く感じる。なので、個人的には、COOL JAPANで世界に日本を売り出そうとしてるのなら、こういう才能に是非スポットを充てて欲しい。ガラパゴスな感じのものよりも。)
ともあれ、この作家が脚光を浴びたのは、マルチネレコーズ(インターネットレーベル)でリリースされたあたりからだと思うが、こういう日本のインディーズ状況がまとまって、メジャーに至る道が出て来たのは、最近の面白い傾向だ。構造としては、ボカロ文化やそういうものと近いような気はするが、その延長上に豊穣な世界が広がっていく事を期待している。自分の好きな方向性でもあるし。
ちなみに、これマルチネレコーズで無料でダウンロード出来ます。なんか、聴いてて、そういえば、これにお金払ってなかったんだなーとか思うと、その状況もなんか凄いなとか思う部分がある。
http://maltinerecords.cs8.biz/102.html