モネの「草上の昼食」が来てるということで見てきた。ちなみに「草上の昼食」には色々逸話があるらしい。素人が説明するのも何なので、詳しく知りたい方は上のリンク先で。ということで。
テーマ的には「フランスの風景画」という事で、風景画初期のロランの絵から見られたのは良かった。展覧会、コローあたりから一気に変わる印象。先日、ターナー展を見てたので、その記憶と重ねてて見つつ。
全体的には、良品が多いけど、著名な作家の作品というより、むしろ、若干、知名度に劣る作家の良品が目立った印象。ロワールとか。もちろん、モネの絵は良いのが来てるし。セザンヌの絵とかも(「サント・ヴィクトワール山」の絵は)良かったんだけど。シスレーとかも。
混雑はそれなり。結構、じっくり見られた。(質が良かったので、これから混む気もしつつ)
あ、あと、個人的にロココ調の作品が見られたのもちょっと良かった。なんとなく最近、見たいなーと思ってたので(ヴァトーは無かったけど)
全体的にコレクションがしっかりしてて、流れがわかりやすく、色々楽しめた展覧会だった。
こちらも見てきた。プーシキン美術館展を見てしまったので、時間的にほとんど常設の方は見られず。。。やはり、トーハクは広いな。。。
内容的には、日本美術の流れを追った感じだった。最後が岸田劉生だったのが凄く良い。自分好みなオチ。
全体的にも流れが体感しやすい展示だった。ある意味では、プーシキン美術館展もそうだったので、どうしても対比して見るところはあるかも。
日本の絵は、結構、剥落したものが多いなーというのもその一つ。西洋画の堅牢なマチエールを見てしまうと文化というか風土の違いを感じずにはいられない。そして、最終的には岸田劉生の堅牢なマチエールの絵に至るのだけども。
勉強的な内容のせいか、メモを取ってる人も多かった。勉強として、大変、為になる展示だったと思う。ただ、美術品として大満足かというと、そんなでもない。会期最後に行ったので、松林図屏風が無かったとかもあるけど。
全体的にも目玉作品に後で常設で見られそうなものも多かったせいか、思ってたより、大混雑という感じではなかった。混んでたけど、意外と巻物とかもちゃんと見られたし。まあ、若冲のところだけは、やっぱり、混んでる感がすごかったけど。というか、絵の目玉としては、やっぱり、雪舟、宗達、若冲の部分が一番だったなーという感じ。岸田劉生は2点しか無かったので。(1点は近美で何度も見たやつだし)
あ、曽我蕭白の絵もすごいよかった(いまリストを見ながら)