第5回は、第4回の「絵の読み方」に引き続き、美術についての勉強をした。
【概要】
アート作品の資産性を明らかにすべく、西洋美術史を現代美術史中心に説明する。ということで開催。そんなわけで、割と市場の話をした。
内容的には、本当に教科書にあるような美術史をそのままやっているだけ。ただ、教科書に載っていても、ほとんど理解している人がいない部分、例えば、教科書に概ね名前が載っているであろうヴァトーみたいな作家をほとんどの人が知らなかったので、そうした復習を多めにしてみた。
また印象派あたりから、いかにアメリカが美術史の中に位置づいていくかという話も結構した。
結局、20世紀に入ってから、美術の中心はアメリカに行き着くわけだけど、そこで市場がどう美術に影響を与えたか?みたいな話で現代美術の話を最後して終わり。
【感想】
アートマーケットに注目しながら、美術史を追ってくことで、色々見えてくるものがあるのかなと思ったけど、参加者との話の中から、思いの外、ルネサンス話が盛り上がって、以後、自分もルネサンスに注目するようになっていった。他にも、ターナーとか、オランダの一時代とか、主流の美術史とちょっと外れたところでの大きな動きというのも、結構、面白いんじゃないかという事で、多めに話をした。