レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

メメント

 

movies.yahoo.co.jp

 

 アマプラで見放題終了間近という事で上がってきたので観てみた。ノーランの作品は「インセプション」も「インターステラー」も映画館で観ていたのに、そういえば、観てないなーと思って。

 

 これも時間ものであったが、ネタを知らずに観たので、凄いアイデアだなと驚いた。しかし、面白かったか?と言われると、ちょっと微妙だ。

 

 ちなみに余談だが、ノーラン作品では圧倒的に「ダークナイト」が面白くて、他は面白いけど、そこまで心に残ったものはない。というのは、個人的な好みかもしれないけど、なんとなくこういう作家性の強い作家の作品は原作ものの方が面白い場合が多いと押井守の「パトレイバー2」と、乃木亜希子の「逃げ恥」を念頭にふと思うのであった。いや、「アンナチュラル」も面白いけども。それを言ったら、「インターステラー」も「御先祖様万々歳」も面白いけども。それはともかく。

 

 以下、メメントの感想。

 

 

 

 

 (一応、ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 冒頭、見て、なかなか入りづらかったが、途中からなんとなく事態がわかっていく構成は面白かった。しかし、途中から、こういう境遇の人間の周りでいろいろな事が起きすぎじゃね?どうなってんだ?都合よすぎか?と思いつつ、オチ待ちで観てたが、何のことはない、ちゃんとオチたので流石だなと思った。

 

 しかし、オチはきれいにオチてる割りに、もやもやは残るので、結局、何だったんだという感は否めず、「攻殻」における虚実みたいなものがテーマなんだろうけど、メタ的になるので、創作ですね。みたいな感じになってしまうのであった。まあ、2000年の作品だからな。当時、そういう風潮はあったような気もする(なかったかも<「アヴァロン」とかが念頭にある。あ、「マトリックス」も近いか)。

 

 

 本日のイラスト

 

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