レビューとメモ

グンマー(館林中心。たまに栃木)でイラストレーター(というか、デザイナー)を細々とやってる永本の一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

展覧会の感想

 

www.moma.pref.kanagawa.jp

 

 

 滑り込みで行ってきた。物量が多いわけではないけど、すばらしい内容。堪能した。組み合わせの妙だったり、センスのよさ。グラフィックデザイン的にも参考になる。

 

 

artexhibition.jp

 

 テートの巡回展だけあって、すごい良質なコレクションだった。ここ最近見た展覧会の中でも一番粒ぞろいだったかもしれない。

 

 ヌードというと、ルネサンスのイメージがあったが、テートなのでイギリス美術中心で、19世紀ぐらいから始まり、最近の絵も多い感じ。特にジョン・カリンは、実物見たかったけど、今まで見る機会なくて、今回初めて見た気がするけど、すごいよかった。

 

 全体の中でいうと、ボナールの絵が抜群に良かった印象。マチスの裸婦像の彫刻も初めて見た気がするけど、飾られてるものと比較すると、絵より圧倒的に良いのではないかと思った。ジャコメッティの像も素晴らしかったし。バーバラ・ヘップワースの像も素晴らしかった。もちろん、今回の展覧会の売りのロダンの接吻もよかった。

 

 全体的に言うと、彫刻がよかった気もするが、もちろん、油彩画の良いものも多い。素描も結構あって、それもよかった。ターナーのスケッチとか、ベーコンのスケッチとか、貴重なものを見られた。

 

 内容的にもヌードの変遷が体感的に入ってくる感じなのだけど、最終的に現代の方はテーマ性が高く、重たい内容というか、心に直接訴えかけるようなものが多いのが印象的だった。美術というものそのものが変わったんだなーという事を感じさせるような構成というか、もう戻れないのだとしても、どちらが良いのか考えさせられる内容だった。

 

展覧会の感想

 

pushkin2018.jp

 

 モネの「草上の昼食」が来てるということで見てきた。ちなみに「草上の昼食」には色々逸話があるらしい。素人が説明するのも何なので、詳しく知りたい方は上のリンク先で。ということで。

 

 テーマ的には「フランスの風景画」という事で、風景画初期のロランの絵から見られたのは良かった。展覧会、コローあたりから一気に変わる印象。先日、ターナー展を見てたので、その記憶と重ねてて見つつ。

 

 全体的には、良品が多いけど、著名な作家の作品というより、むしろ、若干、知名度に劣る作家の良品が目立った印象。ロワールとか。もちろん、モネの絵は良いのが来てるし。セザンヌの絵とかも(「サント・ヴィクトワール山」の絵は)良かったんだけど。シスレーとかも。

 

 混雑はそれなり。結構、じっくり見られた。(質が良かったので、これから混む気もしつつ)

 

 あ、あと、個人的にロココ調の作品が見られたのもちょっと良かった。なんとなく最近、見たいなーと思ってたので(ヴァトーは無かったけど)

 

 全体的にコレクションがしっかりしてて、流れがわかりやすく、色々楽しめた展覧会だった。

 

 

www.tnm.jp

 

 こちらも見てきた。プーシキン美術館展を見てしまったので、時間的にほとんど常設の方は見られず。。。やはり、トーハクは広いな。。。

 

 内容的には、日本美術の流れを追った感じだった。最後が岸田劉生だったのが凄く良い。自分好みなオチ。

 

 全体的にも流れが体感しやすい展示だった。ある意味では、プーシキン美術館展もそうだったので、どうしても対比して見るところはあるかも。

 

 日本の絵は、結構、剥落したものが多いなーというのもその一つ。西洋画の堅牢なマチエールを見てしまうと文化というか風土の違いを感じずにはいられない。そして、最終的には岸田劉生の堅牢なマチエールの絵に至るのだけども。

 

 勉強的な内容のせいか、メモを取ってる人も多かった。勉強として、大変、為になる展示だったと思う。ただ、美術品として大満足かというと、そんなでもない。会期最後に行ったので、松林図屏風が無かったとかもあるけど。

 

 全体的にも目玉作品に後で常設で見られそうなものも多かったせいか、思ってたより、大混雑という感じではなかった。混んでたけど、意外と巻物とかもちゃんと見られたし。まあ、若冲のところだけは、やっぱり、混んでる感がすごかったけど。というか、絵の目玉としては、やっぱり、雪舟宗達若冲の部分が一番だったなーという感じ。岸田劉生は2点しか無かったので。(1点は近美で何度も見たやつだし)

 

 あ、曽我蕭白の絵もすごいよかった(いまリストを見ながら)

 

 

展覧会の感想

 

 前に見たのもまとめて。

 

 

taikan2018.exhn.jp

 

 後期のみ。ものすごく混んでたけど、開館前に並んで、最初の方はチラ見で飛ばしたので、途中からゆったり見れたし。見たいのは、ほぼじっくり見れた。

 

 全体的にヘタウマ感があるが、それが味になってるし。途中から円熟味を増して、すごい良くなってた。まとめて見たら、流れが体感的にわかる感じで色々思うところも多く、特に、日本の絵というものは?みたいな事とか考える時に重要な作家だなと思った。

 

 あと、常設の展示にある李禹煥の版画もめちゃくちゃ良かった。

 

 

www.2121designsight.jp

 

 ウィリアム・クラインの展覧会かと思って行ったら、全然違ってというか、ほとんど再構成された作品しかなくて、メインは色々な写真家のグループ展という感じだった。というか、パッと見で行ったので、よく読んでなかった。。。

 

 しかし、思惑と違ったものながら、写真は良いものが多く、特に沈 昭良さんの写真は最高に良かった。

 

 

 

www.spiral.co.jp

 

 今見てもおしゃれというか、カッチリしている良いイラストレーションだった。

 

 隣でHQさんの展示もやってて、そっちも見た。

 

 

第20回亀倉雄策賞受賞記念 「中村至男展2018」|展覧会・イベント | クリエイションギャラリーG8

 

 もう終わってしまったけど、見た。とても面白かった。

 

 

www.dnp.co.jp

 

 こちらも終わってしまったけど、見た。とても為になった。

 

 

 

 ざっくりした感想ですいませんが、一言メモという事で。

 

 

展覧会の感想

turner2018.com

 

巨匠中の巨匠だけど、日本ではあまり話題に上がらない気がするけど、人が結構いて、意外と人気なんだなと思った。もちろん、画材のターナーやイギリスのターナー賞で有名なので、一度、しっかり見てみたくなる作家ではあるけど(というわけで、自分も取り立てて好きなわけではなかったけど、後学のために行った)。

 

絵は抜群に良いものもあった。とにかく絵が巧い。しかし、今となっては西洋風の喫茶店とかに普通にあったら、風景に溶け込む感じの絵だなーと思うものも多い。まあ、それが一番の「凄さ」なんだけども。

 

会場外でも売っていたが、レプリカも大量に出回っているのもあるのだろう。版画は、昔、自分でも買えるぐらいの値段で売ってて、買おうか迷った記憶がある(朧げだし。結局、買ってないので、本物かレプリカかは今となっては分からないけど)。

 

今回のようにちゃんと見る機会というのは、結構、重要だなと思った。

 

本画は、というか、油彩画は少ないので、元々それはそういう活動をしていた部分もあるのだろうけど、もうちょっと大作が見たいなってなる部分もなくはなかった。

 

メインが水彩と版画の作家なので、イラストレーター的な要素も強く、今に至るまで、ハリウッドの背景美術とかにも影響を与えているような気もする。構図がかっこいい。しかし、功績的には美術史の中にカッチリ位置付いているのがターナーの凄いところで、印象派抽象絵画の先駆けという部分も大きいのだろう。知れば知るほど、絵画の歴史における意味が強いし。大作家だなと感じる。

 

そして、今となっても「絵画」の一番良質なイメージというのは「これ」なんじゃないか?という絶妙な立ち位置を感じた。

 

 

 

1805_山口藍展「今と古ゝに」 – MIZUMA ART GALLERY / ミヅマアートギャラリーMizuma-official

 

 見てきた。小品が多い印象だが、刺激になった。個人的に陶器が良いなと思った。絵は特に奥側のものがよかった。

 

 

genkosha.pictures

 

川を挟んで、ミヅマと同じ市ヶ谷駅周辺での展示。自分の絵も展示されてるので、よかったら。イラストレーションの由緒正しき賞という事で、面白いと思います。

 

ワンコイン勉強会(群馬県太田市エールクリエイティブ)

 

 毎月第1・第3水曜日に群馬県太田市のコワーキグスペース「エールクリエイティブ」にて、ワンコイン勉強会というのをやっています。

 

 明日18日は「絵の読み方」でやりますので、ご興味ある方は良かったら。

 

 詳しくは以下のページで

 

pop-life-works.com

 

 

 

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展覧会の感想

 

ルドンー秘密の花園|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

 

 かなり良かった。この美術館、行った事あると思ってたが、初めてだったらしく、中庭とかも含めて、かなり良かった。

 

 グラン・ブーケのライティングが演出過剰な気もしたし。そもそも部屋全体を再現する完全体で見たかった気もするが、色々としょうがないのだろう。

 

 しかし、それにしても、良い絵が多かった。印象的には、こないだの印象派展より良かったかもしれない。なかなか、日本でこのクラスの絵を見られる機会は無いのでは。

 

 

www.3331.jp

 

版画じゃなくて板の方を展示してあるのだが、すごいなと思った。めっちゃよかった。やはり、この作家は日本でトップクラスだなと再認識。

 

 

www.3331.jp

 

 こちらも見た。宣材写真を見ても思うけど、意外と実物よりイラストレーションとして良いのかなと思うところもある。もちろん、実物じゃなきゃ味わえない感覚も大きいけど、時代感が出てるのでポップさがすごいある。人間を素材に使うという意味では破滅ラウンジっぽさもあったかも。もっと色々な作品を見てみたいところ。

 

 

第18回写真「1_WALL」展|展覧会・イベント | ガーディアン・ガーデン

 

 写真の方も見てきた。写真はあまり分からないのだけど、個人的には、影山あやのさんのがエモくてよかった。あと、ロヒンギャのは展示が見にくいなと思って、何でこういう展示に?と思ったら、裏のメッセージに気づいて、おおっとなった。

 

 

五人展 太田丈晴/北村人/信濃八太郎/得地直美/山下アキ|イラストノート ON THE WEB

 

 知り合いも出してるので見てきた。非常にイラストレーションらしいイラストレーションで王道って感じがした。五人で長く続けてるのも良いなと思う。

 

 

展覧会の感想

 

水戸芸術館|美術|ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて

 

 

 最初の展示の物語のつくり方が面白かった。全体的にビデオ多めで、ICCとかを思い起こす感じ。

 

 

Mike Kelley, Day is donw, マイク・ケリー、デイ・イズ・ダン、watari-um, exhibition

 

 こちらも物語のつくり方が面白かった。さらにビデオの多い展示。というか、ほとんどビデオ。会場、若干、手狭なのかなと感じるものの、展示内容が非常によくて感銘を受けた。

 

 

www.tnm.jp

 

 桜が咲いてたので混んでた。庭園も初めて見た。鳥居清長の絵は鮮やかだった。