レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

5/ 2(水) 第5回「西洋美術史」(永本)

 

 第5回は、第4回の「絵の読み方」に引き続き、美術についての勉強をした。

 

【概要】

アート作品の資産性を明らかにすべく、西洋美術史を現代美術史中心に説明する。ということで開催。そんなわけで、割と市場の話をした。

 

内容的には、本当に教科書にあるような美術史をそのままやっているだけ。ただ、教科書に載っていても、ほとんど理解している人がいない部分、例えば、教科書に概ね名前が載っているであろうヴァトーみたいな作家をほとんどの人が知らなかったので、そうした復習を多めにしてみた。

 

また印象派あたりから、いかにアメリカが美術史の中に位置づいていくかという話も結構した。

 

結局、20世紀に入ってから、美術の中心はアメリカに行き着くわけだけど、そこで市場がどう美術に影響を与えたか?みたいな話で現代美術の話を最後して終わり。

 

【感想】

アートマーケットに注目しながら、美術史を追ってくことで、色々見えてくるものがあるのかなと思ったけど、参加者との話の中から、思いの外、ルネサンス話が盛り上がって、以後、自分もルネサンスに注目するようになっていった。他にも、ターナーとか、オランダの一時代とか、主流の美術史とちょっと外れたところでの大きな動きというのも、結構、面白いんじゃないかという事で、多めに話をした。

 

 

pop-life-works.com

4/ 18(水) 第4回「絵の読み方」(永本)

 

【概要】

 

絵をどう読むか?という話。「見方」じゃなくて、「読み方」。

 

「怖い絵」の話などもした気がするけど、中世の西洋画とかには疎いので、主に現代美術の絵の見方を説明。文脈とか、構図とか、配色とか、何を訴えているか、とか、主にそんなような事。

 

 

【感想】

 「読み方」の説明がうまくいったかはともかく、図版を用いて、説明していったので、ずっと同じ絵を眺めることにより、色々な意見が引き出されて良かった。自分としても、色々な人がどういう風に絵を見ているか?という点で参考になったし。思いがけず、割と実践的な回となった。

 

 

pop-life-works.com

 

ワンコイン勉強会(群馬県太田市エールクリエイティブ)

 

 毎月第1・第3水曜日に群馬県太田市のコワーキグスペース「エールクリエイティブ」にて、ワンコイン勉強会というのをやっています。

 

 明日18日は「絵の読み方」でやりますので、ご興味ある方は良かったら。

 

 詳しくは以下のページで

 

pop-life-works.com

 

 

 

f:id:alta:20180417215119j:plain

4/ 4(水) 第3回「動物愛護について」(川島)

 

【概要】

 

地域猫活動などを通して、もっと動物に詳しくなったので、一緒に勉強できればと思います。

 

という内容だったらしい。参加してないので、この概要だけで。結構、盛り上がったという話は聞いております。

 

pop-life-works.com

展覧会の感想

 

ルドンー秘密の花園|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

 

 かなり良かった。この美術館、行った事あると思ってたが、初めてだったらしく、中庭とかも含めて、かなり良かった。

 

 グラン・ブーケのライティングが演出過剰な気もしたし。そもそも部屋全体を再現する完全体で見たかった気もするが、色々としょうがないのだろう。

 

 しかし、それにしても、良い絵が多かった。印象的には、こないだの印象派展より良かったかもしれない。なかなか、日本でこのクラスの絵を見られる機会は無いのでは。

 

 

www.3331.jp

 

版画じゃなくて板の方を展示してあるのだが、すごいなと思った。めっちゃよかった。やはり、この作家は日本でトップクラスだなと再認識。

 

 

www.3331.jp

 

 こちらも見た。宣材写真を見ても思うけど、意外と実物よりイラストレーションとして良いのかなと思うところもある。もちろん、実物じゃなきゃ味わえない感覚も大きいけど、時代感が出てるのでポップさがすごいある。人間を素材に使うという意味では破滅ラウンジっぽさもあったかも。もっと色々な作品を見てみたいところ。

 

 

第18回写真「1_WALL」展|展覧会・イベント | ガーディアン・ガーデン

 

 写真の方も見てきた。写真はあまり分からないのだけど、個人的には、影山あやのさんのがエモくてよかった。あと、ロヒンギャのは展示が見にくいなと思って、何でこういう展示に?と思ったら、裏のメッセージに気づいて、おおっとなった。

 

 

五人展 太田丈晴/北村人/信濃八太郎/得地直美/山下アキ|イラストノート ON THE WEB

 

 知り合いも出してるので見てきた。非常にイラストレーションらしいイラストレーションで王道って感じがした。五人で長く続けてるのも良いなと思う。

 

 

展覧会の感想

 

水戸芸術館|美術|ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて

 

 

 最初の展示の物語のつくり方が面白かった。全体的にビデオ多めで、ICCとかを思い起こす感じ。

 

 

Mike Kelley, Day is donw, マイク・ケリー、デイ・イズ・ダン、watari-um, exhibition

 

 こちらも物語のつくり方が面白かった。さらにビデオの多い展示。というか、ほとんどビデオ。会場、若干、手狭なのかなと感じるものの、展示内容が非常によくて感銘を受けた。

 

 

www.tnm.jp

 

 桜が咲いてたので混んでた。庭園も初めて見た。鳥居清長の絵は鮮やかだった。

 

 

3/ 21(水) 第2回「日本のイラストレーション史1」(永本)

 

 第2回の「ワンコイン勉強会」の概要。

 

【概要】

 第2回は「日本のイラストレーション史」として、浮世絵から萌え絵までに至る流れを説明。1としたけどが、たぶんちゃんと最近の話まで、全部、説明したと思う。ただ、抜けも多かったので、今後も同企画の勉強会はやる予定。また、のちに補完として「マンガの技法史」も開催。

 

 概要を言うと、中心となるのは「叙情画」の話で、萌え絵(デジ絵)のような絵が主流となりつつある今、竹久夢二中原淳一が日本のイラストレーション史において、かなり大きい存在なのではないか?ということを話した。

 

 当然、日宣美などの主流のイラスト(デザイン)史も話し他けど、それとは違う流れとして、80年代あたりのマンガやラノベRPG)系の文化にもかなり触れてみた。最終的には、なぜか萌えとSFの親和性の話などに至った。

 

 

【感想】

一番話したかったことなので、自分の最初の回として話してみたけど、割とこれをやってスッキリしてしまった感もあり、以後、違う話題に移ってしまった感もあるかも。ただ、頭には残ってたので、のちに「マンガの技法史」でマンガ側からの萌えに至る流れなども補足した。

 

 あと、自分の傾向から、最近のものの方の知識が疎く、昔話がメインになってしまう感がなきにしもあらずだったかも。

 

 

f:id:alta:20181114152725j:plain

 

pop-life-works.com