第2回の「日本のイラストレーション史1」の続きも兼ねて。
【概要】
「正チャンの冒険」あたりから日本の漫画表現がどう発展していったかの話。絵柄やコマ割り、道具の進化など、多角的に。
大塚英志の「まんがでわかる まんがの歴史」の話も取り入れて、ミッキーの書式の話なども取り上げた。
技法史ということで、当然、手塚治虫の話が多くはなったのだけど、ガロやCOM、「ねじ式」や「ジュン」などを取り上げて、日本の漫画表現がどう広がっていったかという話も。
あと、技法の話なので、ギャグマンガの話も多かった。ただ、少女まんがの話は、24年組と岡崎京子ぐらいしか取り上げられなかったので、ちょっと薄かったかも。
前のイラストレーション史の叙情画の話の流れから、トーンの使い方や目の描き方の変遷の話などにも言及。ジャンプの5人組トーナメント形式の流れとかにも触れた。
そして、最終的には、フォトショからコミスタ、スマホ時代における漫画の描き方の話もして、デジタルの話で終わり。
【感想】
時間を大幅にオーバーしたこともあるけど、これはかなり評判が良かった。自分としても、結構、面白い話ができたのではないかと。時間的に、当然、抜け落ちてる部分もあったので、またもう一度、同じ内容でやってみても良いかも。