【概要】
PICというマイクロチップについての勉強。ピックがどういうものか説明した上で、どう動かすか?とか。プログラムも含めて、細かく説明してくれた。
【感想】
実技的な面もあり、思いのほか、楽しかった。この後、いろいろなアイデアが浮かんで、かなり勉強になった。
滑り込みで行ってきた。物量が多いわけではないけど、すばらしい内容。堪能した。組み合わせの妙だったり、センスのよさ。グラフィックデザイン的にも参考になる。
テートの巡回展だけあって、すごい良質なコレクションだった。ここ最近見た展覧会の中でも一番粒ぞろいだったかもしれない。
ヌードというと、ルネサンスのイメージがあったが、テートなのでイギリス美術中心で、19世紀ぐらいから始まり、最近の絵も多い感じ。特にジョン・カリンは、実物見たかったけど、今まで見る機会なくて、今回初めて見た気がするけど、すごいよかった。
全体の中でいうと、ボナールの絵が抜群に良かった印象。マチスの裸婦像の彫刻も初めて見た気がするけど、飾られてるものと比較すると、絵より圧倒的に良いのではないかと思った。ジャコメッティの像も素晴らしかったし。バーバラ・ヘップワースの像も素晴らしかった。もちろん、今回の展覧会の売りのロダンの接吻もよかった。
全体的に言うと、彫刻がよかった気もするが、もちろん、油彩画の良いものも多い。素描も結構あって、それもよかった。ターナーのスケッチとか、ベーコンのスケッチとか、貴重なものを見られた。
内容的にもヌードの変遷が体感的に入ってくる感じなのだけど、最終的に現代の方はテーマ性が高く、重たい内容というか、心に直接訴えかけるようなものが多いのが印象的だった。美術というものそのものが変わったんだなーという事を感じさせるような構成というか、もう戻れないのだとしても、どちらが良いのか考えさせられる内容だった。
前回のイベント編の一形態として、地域アートについて勉強した。
【概要】
地域アートがどのように成り立ってるか?が主。「地域アート」という言葉が藤田直哉さんの著書にルーツがあるらしいという事で、その本の内容にも触れて、前衛の話などもした。
というより、もはや、地域アートこそが日本の美術の本流みたいな面もあるのではないか?という事で、途中から日本の戦後美術史の話のようになった。
また、地域アートの話という事で、当然、北川フラムさん関連の話が多くなるのだけど、自分が谷川晃一さんのファンという事もあり、地域アートのルーツ的なものの一つとして、伊豆高原アートフェスティバルの話などもした(行った事ないのですが)。
【感想】
実体験で語れる部分もあったけど、相対的に言うと割と自分が疎い分野だった事もあり、勉強不足が際立った感も。実際、あまりアートフェスティバルとか行かないので、これを機に逆に興味を持った部分もありつつ。
モネの「草上の昼食」が来てるということで見てきた。ちなみに「草上の昼食」には色々逸話があるらしい。素人が説明するのも何なので、詳しく知りたい方は上のリンク先で。ということで。
テーマ的には「フランスの風景画」という事で、風景画初期のロランの絵から見られたのは良かった。展覧会、コローあたりから一気に変わる印象。先日、ターナー展を見てたので、その記憶と重ねてて見つつ。
全体的には、良品が多いけど、著名な作家の作品というより、むしろ、若干、知名度に劣る作家の良品が目立った印象。ロワールとか。もちろん、モネの絵は良いのが来てるし。セザンヌの絵とかも(「サント・ヴィクトワール山」の絵は)良かったんだけど。シスレーとかも。
混雑はそれなり。結構、じっくり見られた。(質が良かったので、これから混む気もしつつ)
あ、あと、個人的にロココ調の作品が見られたのもちょっと良かった。なんとなく最近、見たいなーと思ってたので(ヴァトーは無かったけど)
全体的にコレクションがしっかりしてて、流れがわかりやすく、色々楽しめた展覧会だった。
こちらも見てきた。プーシキン美術館展を見てしまったので、時間的にほとんど常設の方は見られず。。。やはり、トーハクは広いな。。。
内容的には、日本美術の流れを追った感じだった。最後が岸田劉生だったのが凄く良い。自分好みなオチ。
全体的にも流れが体感しやすい展示だった。ある意味では、プーシキン美術館展もそうだったので、どうしても対比して見るところはあるかも。
日本の絵は、結構、剥落したものが多いなーというのもその一つ。西洋画の堅牢なマチエールを見てしまうと文化というか風土の違いを感じずにはいられない。そして、最終的には岸田劉生の堅牢なマチエールの絵に至るのだけども。
勉強的な内容のせいか、メモを取ってる人も多かった。勉強として、大変、為になる展示だったと思う。ただ、美術品として大満足かというと、そんなでもない。会期最後に行ったので、松林図屏風が無かったとかもあるけど。
全体的にも目玉作品に後で常設で見られそうなものも多かったせいか、思ってたより、大混雑という感じではなかった。混んでたけど、意外と巻物とかもちゃんと見られたし。まあ、若冲のところだけは、やっぱり、混んでる感がすごかったけど。というか、絵の目玉としては、やっぱり、雪舟、宗達、若冲の部分が一番だったなーという感じ。岸田劉生は2点しか無かったので。(1点は近美で何度も見たやつだし)
あ、曽我蕭白の絵もすごいよかった(いまリストを見ながら)
前に見たのもまとめて。
後期のみ。ものすごく混んでたけど、開館前に並んで、最初の方はチラ見で飛ばしたので、途中からゆったり見れたし。見たいのは、ほぼじっくり見れた。
全体的にヘタウマ感があるが、それが味になってるし。途中から円熟味を増して、すごい良くなってた。まとめて見たら、流れが体感的にわかる感じで色々思うところも多く、特に、日本の絵というものは?みたいな事とか考える時に重要な作家だなと思った。
あと、常設の展示にある李禹煥の版画もめちゃくちゃ良かった。
ウィリアム・クラインの展覧会かと思って行ったら、全然違ってというか、ほとんど再構成された作品しかなくて、メインは色々な写真家のグループ展という感じだった。というか、パッと見で行ったので、よく読んでなかった。。。
しかし、思惑と違ったものながら、写真は良いものが多く、特に沈 昭良さんの写真は最高に良かった。
今見てもおしゃれというか、カッチリしている良いイラストレーションだった。
隣でHQさんの展示もやってて、そっちも見た。
第20回亀倉雄策賞受賞記念 「中村至男展2018」|展覧会・イベント | クリエイションギャラリーG8
もう終わってしまったけど、見た。とても面白かった。
こちらも終わってしまったけど、見た。とても為になった。
ざっくりした感想ですいませんが、一言メモという事で。
【概要】
両毛にどういうイベントがあるか?という事とともに、イベントはどうあると良いか?みたいな事の話し合い。
いろいろなイベントの形態の紹介から、実体験に基づいたイベントの成否なども語られた。
【感想】
今まで色々イベントに関わってきてるので、思うところがたくさんある回だった。小さいイベントから大きなイベントまで、意外とイベントがなくなってない。形を変えて残っている。などの結論も結構、面白かった。
(この結論のあと、結果的にいうと、今年は両毛の古いイベントが結構なくなってしまった年になってるのですが。。)
巨匠中の巨匠だけど、日本ではあまり話題に上がらない気がするけど、人が結構いて、意外と人気なんだなと思った。もちろん、画材のターナーやイギリスのターナー賞で有名なので、一度、しっかり見てみたくなる作家ではあるけど(というわけで、自分も取り立てて好きなわけではなかったけど、後学のために行った)。
絵は抜群に良いものもあった。とにかく絵が巧い。しかし、今となっては西洋風の喫茶店とかに普通にあったら、風景に溶け込む感じの絵だなーと思うものも多い。まあ、それが一番の「凄さ」なんだけども。
会場外でも売っていたが、レプリカも大量に出回っているのもあるのだろう。版画は、昔、自分でも買えるぐらいの値段で売ってて、買おうか迷った記憶がある(朧げだし。結局、買ってないので、本物かレプリカかは今となっては分からないけど)。
今回のようにちゃんと見る機会というのは、結構、重要だなと思った。
本画は、というか、油彩画は少ないので、元々それはそういう活動をしていた部分もあるのだろうけど、もうちょっと大作が見たいなってなる部分もなくはなかった。
メインが水彩と版画の作家なので、イラストレーター的な要素も強く、今に至るまで、ハリウッドの背景美術とかにも影響を与えているような気もする。構図がかっこいい。しかし、功績的には美術史の中にカッチリ位置付いているのがターナーの凄いところで、印象派や抽象絵画の先駆けという部分も大きいのだろう。知れば知るほど、絵画の歴史における意味が強いし。大作家だなと感じる。
そして、今となっても「絵画」の一番良質なイメージというのは「これ」なんじゃないか?という絶妙な立ち位置を感じた。
1805_山口藍展「今と古ゝに」 – MIZUMA ART GALLERY / ミヅマアートギャラリーMizuma-official
見てきた。小品が多い印象だが、刺激になった。個人的に陶器が良いなと思った。絵は特に奥側のものがよかった。
川を挟んで、ミヅマと同じ市ヶ谷駅周辺での展示。自分の絵も展示されてるので、よかったら。イラストレーションの由緒正しき賞という事で、面白いと思います。