レビューとメモ

見た展示や動画などの一言レビューとかメモとか覚え書きのようなものです。

ブレイクダンス

 

 ぼんやり思ってる事だが、人類が生み出した芸術の中で一番優れているのは、ブレイクダンスじゃないかとちょっと思っている。

 

 ある方に言われて、それはブレイクダンスじゃなく、ダンス全般でも良いのかもしれないとちょっと思ったけど、とりあえず、絵描きなので、言うと意外に思われるのだが、自分の中でブレイクダンスという表現の評価がかなり高い。

 

 では、ブレイクダンスの何が良いかと言うと、それはうまく説明できないが、一つ言えるのはブレイクダンスが「陽」の表現ではないかと言う事と、身体性があり、道具を使わなくても出来ると言う事だ。あと、場合により、陽だけではなく、ストリートの実感なんかが伴っている所も良い。なんというか、「嬉しさ」の表現が一番しやすそうな気がしないでもない。

 

 「陽」の表現というのは、絵だとちょっと難しい。ピカソ の絵は陽なものが多いが、代表作の題材は「陰」と言えるだろう(絵自体がそうであるかは議論の余地があると思うが)

 

 「陽」が代表作といえば、マチスのジャズになるが、マチスのジャズといえば、絵の最高峰と考える絵描きも多いだろう。という風に内省的になりがちな絵描きは「陽」に憧れるのかもしれない。ただ、生来の嗜好的にブレイクダンスには憧れないか、憧れた時には、もう肉体が衰えてからなんじゃないかと思うが(自分がそうだった)

 

 いずれにしても、このTikTok時代の今、世界はダンスに溢れているわけだし。前から思ってたこの事があながち的外れでも無いんじゃないかと思わなくもない。

 

 ちなみに前によく見てた奴

 


“Litefeet” by Scott Carthy

 

 

本日のイラスト

 

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 特に絵を合わせたわけではなく、むしろ話題をちょっと合わせてみました。