ヒーローとヴィラン
ヒロアカも佳境に入ってきた感があるので久々に「ヒーローとヴィラン」について書いてみる。前と重複している所もあるかもしれないけど、メモ的なものなので、ご了承を。 今のヒロアカが正に直面しているが、ヒーローものにおいて、その存在が「警察的」であ…
いよいよ石森章太郎について書こうかなと思いつつ、009がなかなか読み終わらずに、もうちょっと色々読んでからというのもあるので、先日、亡くなった松本零士について先に書いてみる。 松本零士は、漫画家としても超偉大であるが、マンガ史に興味がある人…
ヒーローものといえば、石森章太郎だが、その前に日本の創世記のヒーローといえば、「8マン」(1963)である。 8マンは、平井和正原作で桑田次郎(二郎)作画の漫画だが、桑田次郎は原作ものとはいえ、「月光仮面」の作画もやっていて、ヒーローものでは馴…
何度も書いている気がするが、日本の創作におけるヒーローとヴィランの境界線は曖昧なものが多い。これはかなりガンダム史観の影響が大きいのではないかというのが持論だが、根本的には、かつて戦ったアメリカが、戦後、友好国になったという実際の変遷によ…
前回からの続きで横山光輝を最近、読み始めた。 どちらかというと、手塚系の読者で疎かったのだが、色々、過去の作品を読み返したり、手塚の事を考えるにあたって、ふと気づいてみると、現在の水準から言って、現在のバトル漫画のルーツと言えるのは、横山光…
積読も消化し始めてきたので、ぼちぼち「ヒーローとヴィラン」についての文章もアップしていってみる。 鉄腕アトムの「地上最大のロボット」を読んだのだけど、結構すごい。 読んだきっかけは「ヒーローとヴィラン」を考えるにあたって、鉄腕アトムが外せな…
少年マンガにおける武器の問題をメモ的に。 この点においては「ONE PIECE」が一番わかりやすく ルフィ=拳 ゾロ=剣 サンジ=蹴り ウソップ=射撃 ナミ=魔法のスティック みたいな割とマンガ・アニメの歴史における武器の定型を持ってきている。 そしてまた…
野球シーズンも終わりつつあるので、ぼちぼち「ヒーローとヴィラン」についてまた書き進めてみる。というわけで、今回は序文をアップしてみるが、この後に続く文章は当分出てこないと思うので、ご了承を。 とはいえ、言いたいことはもはやこの序文だけで言え…
前回、羅列したヒーローものの中に「タイガーマスク」が無かったなとふと思い出した。というわけで、前回の記事にひっそり後から入れておいたのだが、ついでなので今回は格闘マンガについて書く。メモ的に。 ジャンプの初期バトル漫画の「リンかけ」「キン肉…
現在、ヒロアカが盛り上がってる所だが、なかなか文章を書く暇がない。というわけでメモ的に。 ヒロアカといえば、作中ヒーローの象徴であるオールマイトが完全に日本から見たアメリカのヒーローそのものである。 基本的に日本の戦後漫画は第二次世界大戦(…
前回の続き alta.hatenablog.com ヴィランが成長して巨悪になっていく描写というのは意外と難しいのではないかと思う。というより、意外とパッと思いつかない。ヒロアカはここが巧いのではないか。 そもそもヴィランは最初から強くないと怖さがないので敵が…
そろそろ本題のヒロアカについて、もう少し書く。 ヒロアカの特徴は言うまでもなく、「敵(ヴィラン)」も成長する所にある。いわば、ヒロアカは主人公と同じくメンターによって鍛えられた若いヴィランがヴィランの王になっていくまでのストーリーでもあるが…
ジャンプの最新系として「SAKAMOTO DAYS」について書く。略称はサカモトの方がしっくりくるが、主人公の個人名が「坂本」で分かりづらいので、以後「サカデイ」と書く。 ジャンプの最新系と書いたが、ここ数週間で、もはや「あかね噺」や「ルリドラゴン」の…
「ヒーローとヴィラン」というヒロアカと鬼滅の文章を書く為に考えてる事を小出しにアップ中(大体、土曜日の予定) ===== ワンピースのあとは、ひと昔前にワンピースと3本柱と言われた「NARUTO」と「ブリーチ」について書く。ただし、ここでは流れだ…
先週もちょっと書いたけど、ヒロアカを通して昨今のヴィランの在り方を考えており、鬼滅と対比して「ヒーローとヴィラン」というタイトルでまとめておこうかと思っている。で、メモ的に土曜日に小出しにアップしてみようかと思っているので、毎週かは不明だ…
ヒロアカにハマりすぎて、なんとなくヒロアカの感想を書いておこうと思ったが、割とヴィランのあり方が最新系だと思うので、先行作品やMCUなどを見返したり、遡ってまとまらない。 という中、車田正美の作ったヒットの方程式=「車田メソッド」について考え…